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イネは世界で最も重要な作物のひとつであり、特にアジアでは主要な栄養源であることから、農業上重要な形質を発見するに当たって今後のゲノム研究の進展が期待されている。イネアノテーション計画(Rice Annotation Project; RAP)では全ゲノム配列が決定されたイネにおいて高精度アノテーションを付与し、RAP-DBというデータベースの構築と運用を行ってきている。今回、国際イネゲノム配列決定プロジェクトによってゲノム配列が更新され、また数十万件の完全長cDNA端読み配列が公開されたのを受け、そのアノテーションを全面的に更新した。新規に追加されたのは、MPSS、マイクロRNA、トランスポゾン、ミュータント情報などである。また、キーワードや配列の検索機能の利便性を向上すべく改修したので併せて紹介する。