日本植物生理学会年会およびシンポジウム 講演要旨集
第50回日本植物生理学会年会講演要旨集
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転写因子機能抑制技術CRES-T法用ベクターの改良
*大島 良美中田 克光田 展隆高木 優
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p. 0753

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抄録
CRES-T法(Chimeric REpressor gene-Silencing Technology)は任意の転写因子に転写抑制ドメイン(SRDX)を融合したキメラリプレッサーを植物体内で発現させる方法で、内在性の機能が重複した転写活性化因子が複数存在する場合でも優性に働いて標的遺伝子の発現を抑制し、機能欠損の表現型を引き起こすことができる。当研究グループでは、これまでに、主にCaMV35Sプロモーター制御下で、さまざまな転写因子のキメラリプレッサーを発現させ、転写因子の機能を抑制することに成功している。しかし、CaMV35Sプロモーターでは本来の機能を反映しない恐れがあるほか期待した効果が得られないことも散見される為、内性の自分自身のプロモーターによる発現が望ましい。本研究では、MultiSite Gatewayを利用し、プロモーターと遺伝子を自由な組み合わせで効率的に挿入できるCRES-T法用ベクターを作成した。attR4-attR2のGatewayカセット(Nakagawa et al., 2008)の下流にSRDX、Nosターミネーターを有するバイナリーベクターを作成し、CaMV35S プロモーターまたは各転写因子のプロモーターと、転写因子をコードする遺伝子を挿入した。これらのキメラリプレッサー発現コンストラクトをシロイヌナズナに導入し、CRES-T法の効果を検証した。
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© 2009 日本植物生理学会
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