日本植物生理学会年会およびシンポジウム 講演要旨集
第50回日本植物生理学会年会講演要旨集
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シロイヌナズナの AP2 DNA 結合ドメインを 2 つ持つ AP2 型転写因子のコンセンサス結合配列の比較解析
徳田 剛史*前尾 健一郎河合 都妙下遠野 明恵Scheres Ben中村 研三
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p. 0754

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抄録
シロイヌナズナは、植物固有の AP2 DNA結合ドメインを 2 つ持つ AP2 型転写因子を 14 個持ち、花器官形成に関わるクラス A ホメオ因子 APETALA2 (AP2)、花成抑制因子 TARGET OF EAT (TOE)、胚珠成長に関わる AINTEGUMENTA (ANT)、胚発達に関わる BABY BOOMER (BBM)、根端分裂組織の形成・維持に関わる PLETHORA1, 2 (PLT1, 2)、など発生・分化に重要な役割を担うものを多く含む。これまで、ANT の結合する DNA 配列が報告されているが、これら因子の直接の標的は報告されていない。WRINKLED1/ASML1 (WRI1) は種子登熟中期に強く発現し、種子での油脂貯蔵に必須の AP2 因子である。私たちは、WRI1 はプラスチド内での脂肪酸合成に関わる一群の遺伝子の転写開始点近傍や 5'-UTR などに保存された配列に結合して種子成熟期での発現に働くことを明らかにし、更に、ビーズ固定化 WRI1 に結合するランダム配列オリゴヌクレオチドを濃縮する操作を繰り返すことで結合のコンセンサス配列を明らかにしてきた。今回我々は、WRI1 を含む 7 種の AP2 型因子の結合するコンセンサス配列を決定してドメイン構造と対応させて比較し、さらに 2 つの AP2 ドメインそれぞれの役割を明らかにした。
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© 2009 日本植物生理学会
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