日本植物生理学会年会およびシンポジウム 講演要旨集
第52回日本植物生理学会年会要旨集
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モデル塩生植物 Thellungiella halophila の転写因子を用いた耐塩性付与遺伝子の探索
*鈴木 江莉奈坂田 洋一林 隆久篠崎 一雄太治 輝昭
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p. 0439

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抄録
Thellungiella halophila (以下Thellungiella)は、モデル植物であるArabidopsis thaliana と近縁種であり、海水程度の塩水でも生育可能な塩生植物である。本研究室では、Thellungiellaの様々な組織、あるいはストレス処理を行った植物体を用いて完全長 cDNA ライブラリーを作製した。20,000クローンについて両端読みシークエンスを行った結果、374個の転写因子を含むことが判明した。本研究では、Thellungiella の374個の転写因子を対象に、有用遺伝子探索法( Full-length cDNA OvereXpressor gene hunting System, FOX hunting )を用いて、耐塩性を付与する遺伝子の同定を進めていた。約100 遺伝子につき8 ラインずつの過剰発現株を作出し耐塩性評価を行ったところ、AP2 型転写因子を同定した。
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© 2011 日本植物生理学会
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