日本植物生理学会年会およびシンポジウム 講演要旨集
第52回日本植物生理学会年会要旨集
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オーキシン応答性を示すシロイヌナズナASL23/LBD19遺伝子の機能解析
*清水 良憲渡邉 ゆか中田 恵子松村 葉子町田 泰則
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p. 0504

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抄録
シロイヌナズナのASYMMETRIC LEAVES2 (AS2)は扁平で左右相称な葉の発達を制御すると考えられている。AS2はN末端側にCモチーフと保存されたグリシン残基とロイシンジッパー様構造からなる植物に特異的なドメイン (AS2/LOBドメイン)をコードしている。シロイヌナズナには42個のAS2/LOBドメインをコードする遺伝子が存在し、これらはAS2/LOBファミリー、AS2を除いた個々のメンバーはASL/LBD遺伝子と命名されている。近年、5つのASL/LBD遺伝子がオーキシンにより転写誘導されること、そのうちのいくつかがオーキシンを介した側根の形成に関わっていることが報告された。オーキシンは頂端分裂組織における原基の位置決定を制御しており、側根形成だけでなく地上部の側生器官形成においても重要である。オーキシンを介した地上部の側生器官形成に関わるASL/LBD遺伝子の探索のため、全てのASL/LBD遺伝子のオーキシン応答性を解析した。その結果、ASL23/LBD19が根よりも地上部で高い発現を示し、オーキシンによってその転写レベルが上昇することを明らかにした。ASL23/LBD19の発現パターンを調べるため、2種類のGUS形質転換植物およびASL23/LBD19-YFP形質転換植物を作成した。今回、これらの実験で得られた結果について報告する。
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© 2011 日本植物生理学会
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