日本植物生理学会年会およびシンポジウム 講演要旨集
第52回日本植物生理学会年会要旨集
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Defensomeによるイネの自然免疫制御
赤松 明濱田 聡Chen Letian河野 洋治*島本 功
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p. S0064

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抄録
私たちはイネの自然免疫機構についてこれまで、最も重要な因子である低分子Gタンパク質OsRac1と、それに直接あるいは間接的に結合するたんぱく質の同定と機能解析を行なってきた。その結果、OsRac1がDefensomeと名付けたタンパク質複合体を形成し、イネにおいてPAMP(エリシター)によって誘導される経路と病原体に由来するエフェクターをRタンパク質により認識する経路の両方を活性化することを明らかにしてきた。Defensomeには受容体、シグナル分子、シャペロン、下流で働く酵素などが含まれる。今回の発表ではPAMP経路における初期反応の解析とDefensomeのダイナミクスの解析について新しい結果を報告する。
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© 2011 日本植物生理学会
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