超心理学研究
Online ISSN : 2424-2411
Print ISSN : 1343-926X
ISSN-L : 1343-926X
念力課題および顔表情認知課題における特異能力者の生理心理的研究(研究発表,第41回日本超心理学会大会)
小久保 秀之薄井 孝子山本 幹男世一 秀雄
著者情報
ジャーナル フリー

2008 年 13 巻 1-2 号 p. 18-27

詳細
抄録

特異能力者として知られる中国人被験者(女、40歳)が念力課題、および顔表情認知課題を試みているときの脳血流、皮膚電気活動などの生理変化を測定した。また、主要5因子性格検査など5種の質問紙調査と内田クレペリン検査を実施した。結果、顕著な異常現象は観測されなかったが、念力課題中に被験者の脳血流が大脳右半球で著しく増大し、さらにその領野が顔表情認知課題中の血流増大領野と共通することがわかった。性格検査の結果は、この被験者の性格がまったく普通であることを示した。

著者関連情報
© 2008 日本超心理学会
前の記事 次の記事
feedback
Top