抄録
三重県名張(なばり)市は人口約8万人の地方都市で「子どもを産み育てるにやさしいまち」を目指して子育て支援を市の施策としている.行政による子ども支援のコツとは多職種間の「壁」がなく,年齢や制度の切れ目で「途切れ」がないことである.発達障害の子ども支援に関わる多職種間に「壁」があるとするなら,その「壁」を行き来しやすくする工夫とは何だろうか.名張市の工夫としては①システム:名張市子ども発達支援センター,②事業:名張版ネウボラと5歳児健診と就学時の支援の移行シート,③キーパーソン:子ども発達支援センターに所属する保健師と教員(教育専門員)である.上記①~③を中心に名張市における子ども発達支援について概説する.