小児の精神と神経
Online ISSN : 2434-1339
Print ISSN : 0559-9040
最新号
選択された号の論文の11件中1~11を表示しています
  • 岡野 憲一郎
    2024 年 64 巻 1 号 p. 13-20
    発行日: 2024/04/01
    公開日: 2024/04/01
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  • 松本 俊彦
    2024 年 64 巻 1 号 p. 21-28
    発行日: 2024/04/01
    公開日: 2024/04/01
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    厚生労働省令和元年版自殺対策白書によれば,年代別の自殺死亡率は,他の年代では2009年以降確実に自殺死亡率が減少傾向を示しているのに対し,十代に限っては横ばいもしくは微増で推移している.特に児童生徒に限定すると事態はいっそう深刻であり,自殺者総数が減少し続けるなか,一貫して増加傾向を示している.厚生労働省「自殺の統計・地域における自殺の基礎資料」によれば,2020年に自殺した小・中・高校生は前年比約3割増となり,特に高校生女子では前年比2倍増となり,以降,現在まで高止まりしている.本稿では,十代の子どもにしばしばみられる自傷と市販薬乱用・依存を取り上げ,まずは,その理解と対応の原則について述べるとともに,薬物乱用防止教育と自殺予防教育のあり方,ならびに,子どものSOSを受け止める支援者に望まれる態度について私見を述べた.
  • 宗像 佳代
    2024 年 64 巻 1 号 p. 29-35
    発行日: 2024/04/01
    公開日: 2024/04/01
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    第130回日本小児精神神経学会の教育セミナーにおいて,2011年から実施されているプレイバックシアターを用いた「演劇によるいじめ防止授業」を紹介した.本授業は劇団プレイバッカーズにより小学校4年生を中心に実施されている.所要時間は90分で,いじめに関する体験を思い出す時間,児童が語った実体験を即興劇で再現し学級全体で共有する時間,いじめを止める行動を練習する時間から構成されている.児童が友人の体験を劇として見ることで,いやなことをされている人の気持ちがわかるようになること,傍観者であった児童がいじめを止める行動をとろうと思えるようになることを目的としている.授業実施後のアンケートでは,児童の95%以上が,「いじめられている友だちの気持ちがわかった」「友だちを助ける方法がわかった」と回答している.セミナーでは参加者が小学生役となり,授業のデモンストレーションも実施した.
  • 虫明 元
    2024 年 64 巻 1 号 p. 36-41
    発行日: 2024/04/01
    公開日: 2024/04/01
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    いじめは複数の当事者が関わる心身の痛みを伴う問題である.学童期はまだ成熟途上で心身のアンバランスになりやすい時期ともいえる.脳科学の観点からは人の前頭葉は発達が遅く青年期まで成熟に時間を要し,アタッチメントやメンタライゼーションも経験を通じて成熟するが,学童期は発達途上であり適切な経験がいじめ防止につながると考えられる.学校で行われるプレイバックシアターでは語りと演技によりいじめの現場でのさまざまな立場の当事者の視点が,演技をとおして経験として参加者の心や態度に変化を起こすと考えられる.その結果,当事者の語りは,他者や自分の心を見つめなおし,メンタライゼーションを通して,相手や自分の中の何かに気づき,考えるきっかけになると考えられる.ナラティブは語られるだけでなく,演じられるときに深い理解がもたらされる.脳科学の立場から,いじめ防止事業におけるプレイバックシアターの活動の意味を検討する.
  • 小川 千加子
    2024 年 64 巻 1 号 p. 42-48
    発行日: 2024/04/01
    公開日: 2024/04/01
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    日本では子宮頸がんに年間約1万人が罹患,約3千人が死亡している.罹患の若年化によりピークは30代で,多くの若い女性が命や妊孕能を失ったり,治療の後遺症を抱えている.子宮頸がんは一次予防(ワクチン)と二次予防(がん検診)が可能で,予防による撲滅が可能ながんである.多くは性交によるヒトパピローマウイルス(HPV)への感染が原因であるため,HPVワクチンは理にかなった方法である.HPVワクチンは小6~高1の女児を対とした定期接種で,現在はキャッチアップ接種も行われているが,接種率は30%程度と低迷している.子宮がん検診の受診率も約40%であり,本邦では適切ながん予防行動がとられていない.すべての子どもたちが適切な時期に正しい知識を得てがん予防について考える機会を与えられるとともに,接種後症状への体制整備により安心して接種できる環境が整い,HPVワクチンが有効に活用されることを期待したい.
  • 柳生 一自
    2024 年 64 巻 1 号 p. 49-56
    発行日: 2024/04/01
    公開日: 2024/04/01
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    2013年4月に子宮頸がん予防ワクチン(以下,HPVワクチン)が小学6年から高校1年生までの女子に定期接種化された.しかし,同時期より接種後の疼痛,けいれん,運動障害,記憶障害など「多様な症状」がメディアに多く紹介され,同年6月厚生労働省が「積極的な接種勧奨の差し控え」を宣言し,接種率は激減した.厚生労働省での議論を経て,2022年4月積極的な接種勧奨が再開されたが,わが国の接種者数は増加しているものの十分とは言い難い.再開後に特段の副反応の報告は増加していないが,接種を控える本人,家族においてはいまだHPVワクチンが危険であると考えている人も少なくない.接種に携わる医師は,本人や家族の不安を傾聴しつつも,責任感をもって正確な情報提供や啓発に努めることが求められる.本論では,本邦のHPVワクチンを巡る経緯とともに,今後の有害事象への対応,接種率向上のために医療者が行えることを議論する.
  • 佐田久 真貴
    2024 年 64 巻 1 号 p. 57-63
    発行日: 2024/04/01
    公開日: 2024/04/01
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    自閉スペクトラム症や注意欠如多動症など発達特性のある女子グループを対象に,“居心地のよいこと探しプログラム”を立案・実践した.居心地のよい場所・感覚・環境・会話をテーマにし,日常生活や学校生活がより円滑に居心地よくなるよう,仲間とともに考える場面になるよう設定した.参加者が直面する困難さは個々に異なるが,仲間が定期的に集い,それらを共有して対策の示唆を得ることを促すグループ支援の有用性をQOLやwell-beingの視点に立って考察した.
  • 中田 洋二郎
    2024 年 64 巻 1 号 p. 65-68
    発行日: 2024/04/01
    公開日: 2024/04/01
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  • 広瀬 宏之
    2024 年 64 巻 1 号 p. 69-71
    発行日: 2024/04/01
    公開日: 2024/04/01
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  • 古荘 純一(編著),岩﨑美奈子(著)
    永井 幸代
    2024 年 64 巻 1 号 p. 98-
    発行日: 2024/04/01
    公開日: 2024/04/01
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  • 社会福祉法人青い鳥 川崎西部地域療育センター(編著)
    宮地 泰士
    2024 年 64 巻 1 号 p. 99-
    発行日: 2024/04/01
    公開日: 2024/04/01
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