小児の精神と神経
Online ISSN : 2434-1339
Print ISSN : 0559-9040
子どもの発達が気になる“気づき段階”を支える心理的支援
佐田久 真貴
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2022 年 62 巻 3 号 p. 235-242

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抄録
乳幼児健診や発達相談からすべての親子が医療機関へつながるわけではない,という限界がある中で,支援者は発達障害の疑いのある子どもと養育者のニーズに対して応えていく必要がある.発達相談支援者は,家族背景や親子の状況をアセスメントし,個々のアレンジされた支援を展開していく中で,必要であれば医療機関へつなげる役割も担っている.本報告では,子どもの発達障害を疑いながらも,医療機関への受診を拒む母親との計36回の発達相談面接について4期に分類し,考察した.子どもの“気になる行動”に対しては行動分析に基づいてアプローチし,母親が協働者となった.その結果,子どものこだわりや問題行動が軽減され,言語面・行動面の成長がみられ,発達相談の終結を迎えた.診断の有無にかかわらず,養育者に寄り添いながら子どもの発達を支援することを模索した症例報告である.
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© 2022 一般社団法人日本小児精神神経学会
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