日本小児放射線学会雑誌
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特集 日本小児放射線学会雑誌アンケート
アンケートその2 小児放射線学会雑誌全般について
日本小児放射線学会編集委員会
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2019 年 35 巻 1 号 p. 7-16

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趣旨について

このアンケートの趣旨としては,小児放射線学会雑誌が印刷による配布から電子的な配布に移行したことに対してのご意見及び日本小児科学会の指定雑誌の認定を頂いたことがどの程度周知されているか,さらに小児科専門医取得に際して本誌への投稿を推奨するかどうかを質問させて頂きました.さらに投稿しにくいと答えていただいた方に関してはその理由を伺いました(Fig. 1).

Fig. 1 

小児放射線学会雑誌全般について(1)

本小児放射線学会雑誌では「小池賞」という原著論文に対して与えられる賞がありますが,小池賞がどの程度周知されているかを質問しました(Fig. 2).また日本小児放射線学会が準会員システムを導入したことによりどのような記事を希望するか,さらにその他に特集記事の中で教育的な側面と学術的な側面のいずれを希望するか,そして特集記事として希望する領域やモダリティについて質問致しました(Fig. 3).

Fig. 2 

小児放射線学会雑誌全般について(2)

Fig. 3 

小児放射線学会雑誌特集記事について

さらに日本小児放射線学会会員が所属している施設での放射線科の読影やその点に関する疑問点,そして夜間や休日など放射線科医が不在の時間帯でのMRIの必要性及びその対象症例について記載をお願いしました(Fig. 4).

Fig. 4 

放射線科について

結果について

印刷による配布では便利になったという意見と不便になったという意見が約半数ずつありました.また日本小児科学会の指定雑誌の認定を頂いた事実を知っていたのが40%程度でしたが,60%程度では指定雑誌に該当していることを知らなかったとの答えが得られ,さらなる周知が必要と考えられました.小児科専門医受験に際して本雑誌への投稿を推奨するという意見を80%近くの方から頂きました.一方で雑誌への投稿を推奨しないとの意見が少数ではあり,その中ではインパクトファクターがない雑誌への投稿は推奨できない,あるいは画像が有用であった疾患を経験することが少ない,時間がない,小児科の専門医取得の予定がないなどの回答がありました(Fig. 5).

Fig. 5 

小児放射線学会雑誌全般について 回答

小池賞に関しては約半数の人が知っていましたが残りの半数では知らず,さらなる周知の必要性があると考えられました.2017年度に関しても大変残念ではありますが原著論文の投稿がなく,該当なしとなっております.準会員システムに関連してコメディカルを対象とした特集を希望する方が約80%と大多数を占めていました.またその内容に関しては鎮静に関するものが最も多く,その次に被ばくを減らす工夫あるいは画像の原理,造影剤の使用法,安全性に関しての情報共有,放射線治療についてなどがありました(Fig. 6).特集記事の内容については70%が教育的な側面を重視し,17%程度が学術的な内容を,約10%程度が症例報告を希望していました.今回の特集号においては症例報告が多数掲載されていますが,今後は教育的な特集を重視していく必要性があると考えられました.特集として取り上げる内容については様々な領域がありましたが,最も多かったのが頭頸部領域であり全体の45%程度を占めていました.モダリティとしては超音波検査や単純写真などCT,MRI以外のモダリティが少なからず希望の上位に上がっていました(Fig. 7).小児放射線学会会員が所属する施設では87%程度で放射線科医による読影が行われていました.撮影法に疑問があった場合には,放射線科医師あるいは放射線科技師に質問する場合が84%程度と大部分を占めていました.一方で読影に疑問があった場合には84%の人が放射線科医に質問すると答えていました(Fig. 8).夜間,休日にMRIが撮影可能な施設は全体の30%程度でしたが,大部分の施設では部位や疾患を限定して撮影可能としていました.夜間あるいは休日にMRIを撮影する必要性が高い疾患は急性脳症が最も多く挙げられました(Fig. 9).

Fig. 6 

小児放射線学会雑誌全般について 回答(2)

Fig. 7 

小児放射線学会雑誌特集記事について 回答

Fig. 8 

放射線科について 回答(1)

Fig. 9 

放射線科について 回答(2)

 
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