現時点で小児の消化管についての画像診断で最も情報量が多いモダリティーはエコーであるが,このことは一般の医師にはあまり知られていない.
エコー検査は腸重積の診断を確定するだけでなく,手術所見と病理所見をあわせた情報を得る事ができる.
急性虫垂炎のエコー検査を行う際には,病理学的な変化を直接描出することができる.エコーによる腸管壁の血流評価も以前に比べると格段に精度が高くなっている.
腸回転異常を伴う中腸軸捻転による虚血が重度になる前に診断することができるようになっている.
腸閉塞については,未だ術前に詳しく理解することは難しいが,虚血の程度,腸閉塞の原因などについて以前よりも情報を得た上で手術に臨むことができるようになっている.
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