写真測量とリモートセンシング
Online ISSN : 1883-9061
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投影歪による画像相関の低下に関するスペクトル的考察
森 忠次服部 進内田 修
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1983 年 22 巻 4 号 p. 33-39

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抄録
空中写真測量の窮極の目標は, 実体視の自動化であり, その手段として画像相関法が研究されている。このとき地形勾配にもとづく投影歪は, 実体画像の相関を低下させる大きな要因である。この論文は標本相互共分散を相関の規準としたときに, これと投影歪, 相関窓の大きさ, 画像濃度値のスペクトル分布がどのように関連するかを画像濃度値のモデル化を行い, 定量的に導いて, 相互的な影響を論じたものである。また議論の正当性を評価するため, 相関性の実験を付け加えた。
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© 社団法人 日本写真測量学会
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