抄録
LANDSAT画像から観察されるリニアメントは, 直線的で, かつ, 長いものほど構造地質的意義を強く含んでいる。このようなリニアメントの抽出法として, ある画素を中心にお互いに直交する線対を考え, その線対に沿って求めた画素間の統計量を用いる手法を提案した。この抽出法は少ない計算量でかなり広い局所領域を考虜することが可能で, 領域を用いるほかの手法に比べて性能及び処理時間面で優れている。
さらに, 本手法による抽出結果を韓国の中部地域における地質解析に試みた。その結果, 断層や地質境界等の地質構造的要素の判読に非常に有効であることが明らかになった。
本手法では線対の回転角や長さが抽出結果に影響を与える。そこで, 目的に合わせた適正な線対の回転角や長さの選択法に対しても検討した。