写真測量とリモートセンシング
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Photogrammetric HydrographyからLidar Hydrographyへ
杉浦 邦朗束原 和雄
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1985 年 24 巻 1 号 p. 23-29

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抄録

水路測量は陸部地形測量, 海岸線測量, 水深測量を主体として実施される。特に, 海岸付近の浅い海の測量は煩瑣であり, 時に危険を伴うものである。このため, 航空写真測量技術を導入して, 陸部と海部を同時に描画し, 測量艦船の余力を沖合の測量へ振り向ける努力がなされるようになってやゝ久しい。その技術をPhotogrammetric BathymetryともPhotohydrographyともいう。最近はアクティブ・レーザーを測深に利用することが行われるようになった。これをLaser Bathymetryという。さらに, これらを綜合しようとする動きが見られるようになった。アメリカ, カナダにあっては, このシステムをLidarhydrography Systemとして, 盛んに技術開発を進めている。この一文では最近における水路測量技術におけるこの方面の研究の現状を展望する。

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© 社団法人 日本写真測量学会
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