写真測量とリモートセンシング
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航空機の姿勢変動を表すスプライン関数の次数及び区間長の選択に関する研究
李 〓竹内 延夫村井 俊治松本 好高
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1997 年 36 巻 5 号 p. 4-10

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抄録

幾何学的な不安定性がラインスキャナシステムにとって重要な問題である。スプライン関数を用いて, 航空機の外部標定要素の変動モデルをたてるのは, 航空機搭載ラインスキャナシステムの外部標定要素の相互標定ための一つのモデル作りの方法である。この方法では, スプライン関数の次数及び近似区間長が相互標定結果の精度に影響を与えることが予想できる。この論文は, スプライン関数の次数と近似区間長の確定方法を提案する。この方法ではスプライン関数の連続性が考慮されている。数学モデルを説明し, 一回の飛行実験で得たINSの観測データを使って計算を行い, この方法の有効性を示す。

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© 社団法人 日本写真測量学会
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