日本惑星科学会秋季講演会予稿集
日本惑星科学会2003年秋季講演会予稿集
会議情報

オーラルセッション4 10/9(木)11:00~12:30
SELENE-B搭載科学観測機器の検討
*岡田 達明杉原 孝充佐伯 和人秋山 演亮大竹 真紀子佐々木 晶長谷部 信行國井 康晴久保田 孝白井 慶ローバサイエンス チーム
著者情報
会議録・要旨集 フリー

p. 48

詳細
抄録
次世代の月惑星着陸探査をになうピンポイント軟着陸や自律制御ローバ技術などの実証を目指して、月着陸実験セレーネB計画が工学試験ミッションとして提案されているが、月クレータの中央丘に露出する深部物質を採取し、その場で分析する地質探査が検討されている。本報告ではその観測機器候補の検討について述べる。このミッションではランダからの分光撮像やローバでの多色撮像で路頭の特徴を調べ、また採取試料の選定を行う。ガンマ線分光により、ローバ走行経路に沿った放射線元素濃度の分布を調査する。採取した試料を顕微撮像やX線蛍光・回折等の分析を行うが、表面に付着した塵の除去や切断、研削を行うことで試料内部の組織まで調べることを目標にする。観測機器のシステム構成案についても考察した結果を述べる。
著者関連情報
© 2003 日本惑星科学会
前の記事 次の記事
feedback
Top