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宇宙塵スフェリュール(3個)の3次元外形をX線CT法を用いて調べた。3軸不等楕円体近似をおこない、その軸比のプロットをおこなったところ、コンドリュールの分布域と一致することがわかった。また、コンドリュールと同様にコンパウンドスフェリュールも見出せた。これらは、両者が類似の物理過程(衝撃波加熱)で生成されたことを意味しているように見える。今後、CT撮影するスフェリュールの数を増やすとともに、衝撃波モデルにおけるスフリュ_-_ルとコンドリュールの生成過程を比較し、理論的に検討していくことが重要である。