抄録
コンドリュール形成の有力なモデルである衝撃波加熱モデルでは、ダストはガス摩擦による加熱を受けるため表面から溶融しはじめる(部分的溶融)事が考えられる。Kato et al. (2005)はこのことに着目しダスト溶融部のガス流による剥ぎ取りを考慮した研究を行った。本研究では、上記の研究で仮定された部分溶融状態が実現するかを熱伝導方程式を数値的に解くことで調べた。その結果、部分的溶融状態が実現する事、また複数の構造が混在するコンドリュールが見られないという条件のもとで約1mm以上のダストでは剥ぎ取りが重要である事がわかった。