抄録
ディープ・インパクトにむけ、われわれは地上観測ネットワークを構築し、各地の天文台で様々な観測に当たった。国立天文台三鷹キャンパス50cm、岡山天体物理観測所50cm、東京大学木曽観測所105cmシュミット望遠鏡、西はりま天文台2m望遠鏡、小川村天文台60cm望遠鏡、また悪天候を鑑みて急遽、石垣島天文台予定地近くでの観測を行った。また台湾中央大学と共同でルーリン天文台1m望遠鏡において偏光撮像観測を、すばる望遠鏡では主に中間赤外線撮像および分光観測を、ケック望遠鏡では近赤外分光観測を行った。本講演では、これらの観測結果の概要を報告する。