主催: 日本惑星科学会2005年秋季年会実行委員会
本研究では、2002年と2005年に名古屋大学の犬山地震観測所で貫入衝撃相当の衝撃を加えたペネトレータ搭載用地震計を用いて地動観測を行い、観測性能の評価を行った。観測の結果、観測周波数帯域(6Hz以下)においては、比較用として用いた物理探査用地震計L-4、及び広帯域地震計STS-2と、常時微動に対して遜色ない応答を示す事が分かった。特に2005年の観測では観測系のノイズ対策を行う事により、水平動、上下動ともにより広い周波数帯域での比較用地震計との応答の一致度が示せた。また、実際に月・惑星で観測する場合に期待される性能についても議論を行う。