日本惑星科学会秋季講演会予稿集
日本惑星科学会2006年秋季講演会予稿集
セッションID: P51
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ポスターセッション
氷天体の焼結過程による強度獲得
*川口 和剛小川 佳子中村 昭子
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抄録
小惑星帯やカイパーベルト天体にあるとされる集積天体は、自己重力などにより粒子が集まっただけのものなので、強度が非常に弱いものであると考えられている。ところが、その内部では焼結過程によって粒子同士が物理的に結合して、強度を獲得している可能性がある。低温下ではネックは主に表面拡散過程と蒸発凝縮過程により成長する。本研究では小天体内部での温度分布を求め、その温度に依存して起こるネックの成長の時間発展を追い、形成領域(太陽からの距離)と天体サイズの違いが強度獲得にどのように影響するかを調べた。
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© 2006 日本惑星科学会
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