主催: 日本惑星科学会2006年秋季年会実行委員会
近地球小惑星(NEAs)のグループには自転周期が2.2時間以下の高速自転小惑星(FRAs)が存在するが、NEAsの起源と言われるメインベルトにFRAsは発見されていない。これは今までメインベルト領域でNEAsサイズの微小小惑星の検出が難しかったためと思われる。そこで我々は口径8.2mのすばる望遠鏡を使い、見かけ等級が17-25等という微小メインベルト小惑星(MBAs)の光度曲線を調べ、MBAsに高速自転小惑星探しを行った。その結果二割以上の小惑星が高速自転している可能性が得られた。