日本惑星科学会秋季講演会予稿集
日本惑星科学会2007年秋季講演会予稿集
セッションID: 320
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オーラルセッション 10 コンドルール・凝縮
9月27日(木) 13:20-14:15
コンドリュール形成時に発生するシリケイト蒸気の凝縮過程
*田中 今日子山本 哲生三浦 均中本 泰史
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抄録
コンドリュール形成の加熱時に出来た蒸気の凝縮過程についてモデル化し、均質核生成と不均質凝縮の競合過程について調べた。その結果、加熱時の粒子数密度、蒸気ガスの密度、冷却時間をパラメータとして、不均質凝縮により、コアーマントル型粒子が形成されるための条件が得られた。コンドリュール数密度が十分に大きい場合、蒸気ガスの大部分はもともとある粒子の表面に凝縮するが、コンドリュール数密度が小さい場合、蒸気ガスは核生成し、新たな微粒子を形成する。本研究の結果と、コンドリュールのリムの解析から、コンドリュールの形成条件に制約を与えることが可能である。
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© 2007 日本惑星科学会
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