日本臨床薬理学会学術総会抄録集
Online ISSN : 2436-5580
第46回日本臨床薬理学会学術総会
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シンポジウム
カンナビノール(CBN)の安全性、用途と臨床応用の可能性
正高 佑志太組 一朗
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p. 66-

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Abstract

背景:カンナビノール(CBN)は大麻草に特異的に含有される生理活性物質の一種であり、その発見は19世紀にまで遡る。近年、CBDなどのその他のカンナビノイドの研究並びに商業利用が活発化した影響を受け、CBNの臨床応用にも期待が集まりつつある。また商業的にも様々な形状のCBN含有製品が2021年以降国内で流通しているが、その安全性や有用性、利用用途については明らかにされていない。 目的:日本におけるCBN製品の用途、自己評価による有効性、依存性、有害事象についての定量評価を行うこと。 方法:CBNユーザーを対象としたオンライン質問表を作成し、SNSで回答依頼を拡散した。 結果:515名の有効回答を得た。用途については医療目的が174名(33.8%)、レクリエーション目的が136名(26.4%)、どちらも当てはまるが199名(38.6%)だった。医療用途の詳細は、不眠(325名)、不安(186名)、うつ(181名)が多かった。不眠、不安、慢性痛についてはCBN使用前後で統計学的に有意な自覚症状改善が認められた。またユーザーの82.7%が身体的QOLの改善、84.1%が精神的QOLの改善、55.4%が社会的QOLの改善を報告した。有害事象の経験率は9.9%で、物質使用障害に該当するのは5.2%であった。 結論:CBNは日本で主にメンタルヘルスケアの用途で使用され、QOLの向上に貢献している。有害事象の経験率は10%で重症度は軽く、依存性は大麻よりも軽度と考えられた。

シンポジウム 16

 
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