日本臨床薬理学会学術総会抄録集
Online ISSN : 2436-5580
第46回日本臨床薬理学会学術総会
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シンポジウム
尿酸生成抑制薬と尿酸排泄促進薬の併用療法の有用性と最新エビデンス
藏城 雅文
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p. 97-

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Abstract

血清尿酸値は、尿酸の「産生量」と腎臓や腸管からの「排泄能」のバランスによって規定される。この機序に基づき、高尿酸血症は、①腎負荷型(尿酸の腎外排泄低下や産生増加)、②尿酸排泄低下型(尿酸排泄能の低下)、③混合型(腎負荷型と排泄低下型の合併)の3つの病型に分類され、尿酸排泄低下型が約60%、腎負荷型が約10%、混合型が約30%を占める。 高尿酸血症治療の目標は、血清尿酸値を6.0 mg/dL未満にコントロールし、痛風発作や腎障害、心血管リスクを抑制することである。従来は病型に応じた単剤療法が推奨されてきたが、実臨床における血清尿酸値管理状況は十分とはいえず、6.0 mg/dL未満の達成率は尿酸生成抑制薬単独療法で約40%、尿酸排泄促進薬単独療法で40~70%程度にとどまるとされている(Mod Rheumatol. 2021)。 一方で、混合型高尿酸血症が約30%を占めることから、尿酸生成抑制薬と尿酸排泄促進薬の併用療法は、病態に即した理想的な治療戦略であると考えられる。近年、併用療法により血清尿酸値の効率的な低下と治療目標達成率の向上が得られることを示す報告が蓄積されている。また、併用により各薬剤の高用量投与を避けられる可能性があり、副作用リスクの軽減にも寄与する可能性がある。 本講演では、尿酸生成抑制薬と尿酸排泄促進薬の併用療法に関する最新のエビデンスを概説し、実臨床における有効性と安全性、さらに今後の治療戦略の展望について論じる。

シンポジウム 24

 
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