医療の質・安全学会誌
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学術集会報告
2022 WHO世界患者安全の日 薬剤安全推進シンポジウム 在宅療養患者の薬剤安全 −薬剤師と訪問看護師の連携−
水木 麻衣子
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2023 年 18 巻 2 号 p. 181-184

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抄録
在宅療養患者は,心身状態や社会環境によって療養場所が様々に変化する.本稿ではMedication Reconciliationの実装にむけて, 訪問看護師の立場から在宅療養患者の薬剤安全の課題を考察する.訪問看護の対象者の中で服薬の課題が多い例を分析すると,薬の自己管理力が低下している患者が,複数診療科の外来通院,複数の施設サービス利用,入退院時の服薬情報の管理をしている現状が浮かび上がる.その現状をふまえMedication Reconciliationの実装する際のポイントを考えると①介入する対象を明確にする,②介入する人を選定する(支援に組み込む),③介入の適切さ,質を評価する,の3つになった.特に,③の介入の適切さにおいては,在宅療養患者の特徴を踏まえ,バランスモデルの考え方を理解することが重要であり,Medication Reconciliationが画一的に実施されることにならないような工夫が必要である.
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