抄録
太陽系や生命の起源の重要な鍵を握ると考えられる宇宙塵を調べるために,月・惑星探査機に測定器を搭載し,「その場」で宇宙塵の物理・化学的性質を計測できる装置や宇宙塵を壊さずに捕集し,地上で回収する装置を開発している.特にピエゾ圧電素子を用いた検出装置,衝突電離を利用した検出装置,衝突電離とTOF型イオン質量分析器を組み合わせた装置などを重点的に開発してきた.これらの開発に欠かせない静電加速器による超高速ダスト加速器の開発を日本でも行い利用できるようになったので,これらの観測装置や加速器について紹介する.