日本呼吸ケア・リハビリテーション学会誌
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原著
吸入再指導のポイントはどこにあるか?
─ディバイス別の検討─
後藤 幸加藤 聡之橋本 理恵榊原 隆志足立 守
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2008 年 18 巻 3 号 p. 236-241

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抄録

吸入薬を使用中の呼吸器疾患症例では吸入再指導が重要である.今回,吸入継続中にどういう点ができなくなるのかを検討した.その結果,(1)吸入器の一連の操作を確認し,できていない点のみを是正する,(2)「吸入前の深呼気」,「吸入後の息止め」を再徹底する,(3)薬剤の効果と病態を再教育する,が再指導時の重要ポイントと考えられた.多忙な日常業務のなかではこれらに重点を置けば有効な再指導につながると思われる.

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© 2008 一般社団法人日本呼吸ケア・リハビリテーション学会
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