日本呼吸ケア・リハビリテーション学会誌
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アンカーファスト®を用いた経口気管内挿管固定方法が口腔ケア回数に与える影響
大林 将人譜久村 翔
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論文ID: 20-30

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抄録

【目的】本研究の目的は,経口気管内挿管患者の布テープ固定とアンカーファスト®固定で口腔ケア回数を比較・検討することである.

【方法】本研究は後方視的前後比較デザインである.1日以上の経口気管内挿管患者を研究対象とし,観察期間は経口気管内挿管1日目~7日目とした.布テープ固定群(以下TF群)35名とアンカーファスト®固定群(以下AF群)43名の1日あたりの口腔ケア回数を調査・比較した.

【結果】1日あたりの口腔ケア回数はTF群平均値3.2±1.1回/日,AF群平均値4.1±1.5回/日であり,AF群が有意に多かった(p=0.002).

【考察】布テープ固定よりもアンカーファスト®固定では,業務量や業務負担の軽減,口腔観察や口腔ケア手技の簡易化などの複数の利益を得られ,その影響を受け本結果へと至ったと考えられた.

【結論】経口気管内挿管の固定において,布テープではなくアンカーファスト®を用いることで口腔ケア回数が増加する可能性がある.

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