抄録
本研究では、学習環境のデザインが単に教材や環境をデザインするのではなく、人・人工物・組織などを含めたネットワークのデザインであることを見ていく。プログラミングツールSqueakを研究フィールドである東横学園高等学校へ導入し、学習のリソースとなる教材のデザインを行った。チュートリアル動画、教材Webサイトのデザイン実践では、リソースのデザインがコミュニティへのアクセスや再編を行う重要なアクターとなった。物理教材のデザイン実践では、コミュニティを横断しながら同盟関係を築く中でデザインされた。そして、その実践を行う当事者達も、それぞれのコミュニティに影響を受けながら状況的に学習していくことを明らかにした。