日本デザイン学会研究発表大会概要集
日本デザイン学会 第61回研究発表大会
セッションID: C2-02
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共有サービスの価値とその増幅
橋本 隆志濱田 郷子羽渕 琢哉杉山 和雄古屋 繁
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抄録

本研究ではサービスを増幅させるための、5つの方法を考えた。
サービス工学の分野において、サービスの増幅方法は「強化」と「増殖」の2パターンが存在すると定義されている。
「強化」では、プロダクトライフサイクルにおける、様々なサービスを複合的に組み合わせて提供する方法を"サービスのカプセル化"と定義し、製品を持続させる10個の提供方法を考えた。
また、既存のサービスを発展させる"ホリスティックサービス"では、周囲の環境を利用して、共有サービスの本来の価値を高めることがわかった。
「増殖」では、使い手を増殖させるサービスを"カスタマイゼーション"と定義し、個別サービスのレベルを3段階に分けた。
ニーズに合った提供方法でサービス増殖させる"機器の目的"では、委託,代役,適応の3つの拡大方法を示した。
情報の窓口を増殖させる"ポータルサービス"では、既存の共有サービスのwebサイトを解析し、再分類をおこなった。

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© 2014 日本デザイン学会
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