日本デザイン学会研究発表大会概要集
日本デザイン学会 第61回研究発表大会
セッションID: PA10-50
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物の形と人の行動から考える空間装置
演劇空間を使用した舞台装置の実験及び考察から
山﨑 明史桑原 淳司
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抄録

デザインの活動を行う中で人が行動を起こしたくなるような形を研究し、人の行動パターンをまとめる事は出来ないだろうかという疑問を持った。そして、それをデザインに活かす事が出来るのではないかと考えた。このような事は公共空間のデザインに使用する事ができると私は考えている。公共空間に設置されている物としてパブリックアートが上げられる。パブリックアートは公共空間に芸術作品を設置する事によって、人々の生活や感性を豊かにするという役割があった。しかし、近年インターネットの普及等の影響で公共空間そのものが担うべき役割にも変化が見られる。本研究では、公共空間に今必要な物は人とコミュニケーションを直接取れる環境だと定義した。そして、公共空間を今一度活性化させ、交流の場として人が集まり語り合う空間を作れる物を考察し、物の形と人の行動についての研究を通してパブリックアートに代わる新しい空間演出装置を制作る事を目的としている。

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© 2014 日本デザイン学会
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