現在,全国的に空き家が増加しており,各地で空き家活用の取り組みや対策が行われている.本研究は,空き家を地域交流施設として改修・運営し,学生と市民の協同による交流拠点づくりをすることで,空き家の利活用を促すことが目的である.地域住民に対して,認知活動,交流活動,協同活動と段階を踏むことで,市民への継続的な地域活動の参加を促した.本研究では,地域住民への空き家問題の周知や交流拠点の活用についての意見交換,学生と市民の協同による地域活動の実践を行った.その結果,このような活動を継続が地域住民の主体的な地域活動への参加の一つの手段となることを確認できた.