日本デザイン学会研究発表大会概要集
日本デザイン学会 第69回研究発表大会
セッションID: 9A-06
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擬人化キャラクターのデザインについての研究
*トウ サンサン
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抄録

擬人化とは、人以外のものに対して人としての性質・特徴を与える比喩の表現方法である。現在、よく知られている擬人化作品はほとんど二次元愛好者向けであり、二次元文化愛好者以外は興味を持てないという問題点がある。本研究では、癒し系キャラクターの大衆に受け入れられやすい特徴を分析し、擬人化キャラクターデザインの要素として適用することを目的とし、人々の擬人化キャラクターに対する好みの傾向について考察した。その結果、人々が擬人化キャラクターに対しての好みは、モチーフの種類(動物・植物・ものなど)、作品の種類(キャラクターが何に使われているか)によって異なった。従って統一的な基準で判断してはいけないことがわかった。これからも再度調査を行い、一番人気のある形、もしくは人々の好みの傾向を左右するポイントが把握できるようになることを期待している。

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