日本デザイン学会研究発表大会概要集
日本デザイン学会第70回研究発表大会
セッションID: 5A-02
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共生社会の実現を目指したナラティブ
フィンランドにおけるミュージアムの教育事例から
*棚橋 沙由理山本 桃子白岩 志康
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キーワード: Narratives, Museum education, Finland
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抄録

人権教育は,今日の多様性の受容を促進し社会包摂を実現するべき現代社会にあっては,最重要課題の一つである。ところが実際のところ,わが国の教育システムでは人権教育がオフィシャルには用意されていない。発表者らはこれまでに,多様性の受容を促進するためのラーニングデザインを検討してきた.本研究発表大会では、オブジェクトを用いた分野横断型学習であるobject-based leaningに着目し、フィンランドのミュージアムの教育事例を報告する。先住民族サーミの文化財をめぐる動きに焦点を当てて、人が尊厳を守られながら生きること,そして自分同様,他者も丁寧に接することといった人と人とが共生することといったことを共有するための螺0―ニングデザインを共有したい。

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