日本デザイン学会研究発表大会概要集
日本デザイン学会第70回研究発表大会
セッションID: 10C-06
会議情報

実店舗における体験価値の研究
*伊藤 尚子佐藤 弘喜
著者情報
キーワード: experience, real store, value
会議録・要旨集 フリー

詳細
抄録

本研究の目的は、近年店舗で重視されている体験とは何かを明らかにすることである。ここでは、体験型店舗を「何らかの体験や経験が計画されており、店舗を利用することでユーザーが商品を購入する以外の目的を達成できる店舗」と定義する。店舗の選定を行った後、ホームページによる実態調査と現地調査から各店舗での体験の共通点を見つけ考察を行う。実態調査では、商品理解を深める、実際に試すという、店舗がこれまで持っていた要素に加え、技術で客との距離を縮め利便性を高める、デジタルではできない内面的欲求を満たすといった要素が重視されていることが明らかになった。現地調査では、体験型店舗は、新たな気づきをもたらす発見型、製品の開発に関われる関与型、リッチな場所で時間をすごせる居場所型に分類できることが分かった。店舗でユーザーは消費ではなく、参加という能動的な体験をしており、発見を得る、参加をするという特徴はワークショップの特長に類似している。つまり、体験型店舗は、店員、客、サービスの相互作用により日常では経験しないような、普段とは異なる視点を取り入れるという体験を提供している。

著者関連情報
© 2023 日本デザイン学会
前の記事 次の記事
feedback
Top