抄録
本研究の目的は,若者のインスタントメッセンジャー使用について,WEB質問紙調査とインタビューの2023年度と2024年度の比較であった。WEB調査には,148名の大学生が回答した。インタビューは個別の半構造化インタビューで,中3,高3,21歳大学生の男女がそれぞれ3名ずつ,計18名が参加した。その結果,使用開始年齢,使い方の時間経過による変化,使うツールに,調査年度の違いはなかった。親さ度合いでツールを使い分ける理由は,自己開示に関わることが新たにわかった。23年度と違い,Instagramが最も好まれるツールではなく,LINEが好まれ,重要であると認識されていた。また,21歳でコミュニケーションの簡素化は報告されなかった。なお,23年度と同様,やり取りには誤解が生じないよう気を遣っていることが示された。