日本デザイン学会研究発表大会概要集
日本デザイン学会第72回研究発表大会
セッションID: B10-02
会議情報

雑誌『DREAM』の表紙からみるインテリアの半世紀の考察
*松田 奈緒子長野 和雄
著者情報
会議録・要旨集 フリー

詳細
抄録
50年以上に渡り、インテリアに関する事象を見つめ、追い続けている『DREAM』という雑誌がある。編集長が、この間一度も変わっていない。一人の編集長が、時代の中でインテリアをどのように捉え、どのように読者に発信してきたのだろうか。それを50年という大きな時間軸で読み解くことで、それぞれの時代における、インテリアと社会のつながりや、位置づけ・役割などを導き出すことを目的とする。本稿はその中でも表紙に焦点を当て、その変遷を、編集長へのインタビューも交えて分析を行った。調査対象は、創刊号(1964/03/01)から492号(2020/06/25)の計488冊(4冊は欠本)である。『DREAM』は、インテリアに対し、人々が気づけていない、気づかないでいる部分を表紙写真に込めて届けられてきたことが編集長の言葉を通して明らかになった。半世紀に渡る社会の変化の中で、インテリアをどう位置付けようとされてきたのかが、インテリア要素の数の推移や表紙の色味の変化に表れていた。そこには、インテリアに対する世間の認識の低さと戦ってきた歴史が垣間見られた。
著者関連情報
© 2025 日本デザイン学会
前の記事 次の記事
feedback
Top