抄録
テレンス・コンランのザ・コンランショップは1994年に日本で開店したが、そこまでの道のりは進化する日英関係を反映していた。戦前から続くデザイン盗用をめぐる緊張関係は1950年代まで続いたが、1961年の「英国中世陶器展」やその際の、またそれ以降の百貨店との協力により、国内でのイギリス理解が促進された。1980年代には英国デザインが評価され、コンランのハビタが日本に進出し、英国の創造性を紹介する展覧会が開催された。1990年代にはさらに関心が高まり、「英国のモダンデザイン展」と新宿のザ・コンランショップ開店へとつながった。