主催: 日本デザイン学会
会議名: 日本デザイン学会第72回研究発表大会
回次: 72
開催地: 札幌市立大学
開催日: 2025/06/27 - 2025/06/29
本研究は,LINE Botを基盤とした課程情報検索システムの設計について検討し,拡張された技術受容モデル(Extended-TAM)を用いて学生の使用意図に与える影響を分析することを目的としている。本システムは,OpenAI APIを統合し,リアルタイムかつ正確な課程情報を提供する。研究対象は台湾の国立台中教育大学の学生であり,質問紙調査を通じてデータを収集し,構造方程式モデリング(SEM)を用いて各構成要素間の影響経路を分析した。結果として,システムの知覚的使用容易性と知覚的有用性が使用意図に与える影響の重要な要因であることが示された。特に,知覚的使用容易性が使用意図に対して決定的な役割を果たしていることが明らかになった。さらに,学生のコンピュータ自己効力感は,知覚的使用容易性に直接的な影響を与えるだけでなく,間接的な効果を通じて使用意図を促進することが確認された。また,出力品質は,知覚的有用性を高めることによって使用意図を間接的に強化することが示された。本研究の結果は,教育分野におけるインテリジェントシステムの応用に対する実証的な参考を提供し,今後の学際的な研究や異なる年齢層や背景変数に基づく応用に関する更なる探求に対して重要な示唆を与えるものである。