日本デザイン学会研究発表大会概要集
日本デザイン学会第72回研究発表大会
セッションID: PA-73
会議情報

環境教育のための仮想現実:仮想身体と没入による恐怖感と敬畏感の強化
*林 柏澄范 熙文
著者情報
会議録・要旨集 フリー

詳細
抄録

本研究は、仮想現実(VR)環境における仮想身体(あり、なし)とインターフェースの没入度(VRとPC)が参加者の恐怖感と敬畏感に与える影響を調査した。過剰な海洋ゴミで満たされた没入型の水中環境を作成し、仮想身体の有無とインターフェースタイプを操作するために2×2の実験デザインを使用した。120人の大学生が募集され、4つの条件にランダムに割り当てられた。実験後、参加者は自己報告による感情の質問紙に回答した。結果は、仮想身体とVRインターフェースの両方が恐怖感と敬畏感に対して有意な主効果を示し、VRを使用し仮想身体を持つ参加者がより強い感情的な強度を報告したことを明らかにした。しかし、相互作用効果は見られなかった。これらの結果は、仮想身体と没入の理論を支持し、没入型メディアが複雑な感情的反応を効果的に引き起こすことを確認した。本研究は、環境教育や効果的なコミュニケーションにおけるVRの応用に対する実証的証拠とデザインの示唆を提供するものである。

著者関連情報
© 2025 日本デザイン学会
前の記事 次の記事
feedback
Top