日本デザイン学会研究発表大会概要集
日本デザイン学会第72回研究発表大会
セッションID: PB-28
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わかるために描く:デザイン環世界を描き出すための構造的アプローチ
各種ドキュメンテーション技法による知の生成プロセス
*中島 郁子
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抄録

本稿は、デザイン実践におけるドキュメンテーションの役割を探求し、<デザイン環世界>の構造的可視化を試みる考察である。ドキュメンテーションを単なる記録行為としてではなく、観察・記述・再構成という一連のプロセスを通じて、実践知は構造化され再解釈される。この過程で「わかるために描く」行為が行われ、描き手には深い省察と理解が促される。さらに、本稿では特集号執筆のプロセスを観察し、Info-Dメンバーの<デザイン環世界>を描き出した。視覚的に再構築されたことにより、メンバー間の共感やアフォーダンスが可視化され、議論に強いエビデンスとパワーを与えることができた。この経験は筆者に重大なパラダイムシフトをもたらし、従来のドキュメンテーション手法を超えて、数学や数独、音楽といった異なる領域への応用可能性が明らかになった。本研究は、ドキュメンテーションという技法を通じて、従来の枠組みを越えた新たなデザインの方法論を提案し、知の構造化とその実践的応用に向けた第一歩を示すものである。

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