デザイン学研究
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映画タイトル選択のための要約映像制作アルゴリズム : ヒューマン・コンテンツ・インタフェースデザインに向けて(4)
高橋 靖長谷川 桂介杉山 和雄渡辺 誠
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2000 年 47 巻 4 号 p. 41-50

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抄録

本報は映画のタイトル選択に役立つ要約映像を自動生成することを目標に、映画の本編・予告編の比較解析を通して予告編タイプの要約映像制作のアルゴリズムを導き、それによる要約映像を試作・評価した。その結果、物語の構造記述法であるセマンティックスコア法をシーン抽出のアルゴリズムに用い、画像・音声信号処理技術をショット抽出と映像カットのアルゴリズムに用いることによって効果的な要約映像が制作できることが示された。シーン抽出アルゴリズムの要旨は次の通りである。1)本編の[起]からのシーン抽出率を[承][転]より多くし、[結]からは用いない。2)[起]からは絶対値の高いシーンおよびピークとその次のシーンを抽出する。3)[承][転]からはプラスの値の高いシーンおよびピークのシーンを抽出する。4)情景シーンは絶対値スコアの低いシーンから抽出する。要約映像評価の結果、要約映像の好感度とそれ自体の作品評価を高めることが本編を見たくすることにつながることが判明した。

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© 2000 日本デザイン学会
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