デザイン学研究
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デザインにおける形状探索支援方法の適用
萩原 祐志
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2010 年 57 巻 2 号 p. 75-82

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抄録

デザイン初期段階における形状の探索を支援するシステムの開発は遅れている。この問題解決を促進する手段の1つとして,パラメトリック設計と進化計算理論を併用したデザイン支援システムの構築がある。本研究の目的は,この考え方を背景にシステムを構築し,それを用いたシミュレーションを実施することで,構築したシステムがデザインにおける形状の探索に利用できる可能性を示すことである。なお,システム構築とシミュレーションを行うにあたり,支援対象はプロダクトデザインの他,漫画などにおけるキャラクタデザイン等であることも考慮した。本研究の結果,汎用CAD上で稼働するデザイン支援システムが構築できた。また,それを用いたシミュレーションにて,獲得できる形状を示した。さらに,ここでは周知の事実を踏まえた主観的視座から獲得形状を考察し,当該システムがデザインにおける形状の探索に役立つ可能性があることを示すための見解を与えた。

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© 2010 日本デザイン学会
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