2012 年 58 巻 5 号 p. 5_73-5_78
本研究は台湾のほぼ中央部にある「日月潭」という湖を研究対象として、コミュニケーションデザインの視点で地域イメージを形成させることができるかどうか試みた。デザインの力で既知のものを「未知化」する新しい情報のかたちの制作のために、次のプロセスを通して、研究を行った。
(1)「未知化」のデザインの考え方を地域のシグネチャーに適用し、まるで初めて見るような新鮮さ取り戻し、新たなイメージを喚起するデザイン手法とその意義を考察した。
(2)日月潭のシグネチャーに上記のデザイン手法を適用する際に、地理的情報、地形的情報を利用し、またそれに合うタイポグラフィーを提案した。
この研究を通して、地形の未知化をすることによりに地域イメージ形成できることを分かった。