抄録
身体障害者補助犬法の健康管理ガイドラインの中では、犬の衛生管理について記載されている。どのような方法で衛生管理を行っていけば、補助犬使用者にとって手入れが楽で、かつ補助犬を清潔に保つことができるかということを目的に行った。補助犬に対しグルーミングは必須だが、補助犬使用者が自身でグルーミングを行うことは負担になる場合がある。本研究では、シャンプー、水洗、ドライシャンプー等、グルーミング方法による汚れの落ち方を比較した。これらの結果を踏まえ、シャンプーや水洗を行うことが困難であれば、ドライシャンプーやウエットタオルでのグルーミングも効果があると示唆される。