日本補助犬科学研究
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事例研究
介助犬使用者における排泄処理方法の調査
磯貝 歩美柴原 永佳篠崎 真理遠藤 大輔水上 言櫻井 友衣打越 一美高柳 友子
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2011 年 5 巻 1 号 p. 57-59

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抄録

介助犬使用者である肢体不自由者が介助犬と生活する際に,排泄処理は大きな課題であるが,その方法は確立されていない。本調査では,排泄処理の現状を把握し,今後介助犬希望者にとってより良い排泄処理を提案するための基盤作りを目的とし,介助犬使用者11名を対象に,排泄場所,排泄処理方法など,排泄処理に関するアンケート調査を実施した。調査の結果,排泄の際には全ての使用者がペットシーツを使用していることが分かった。一方で,排泄場所や排泄処理の方法は使用者によって多様であった。障がいの種類や重度が様々である介助犬使用者の「最良の排泄処理方法」を一概に言うことはできず,希望者と介助犬の各々に対応した排泄処理方法を選択していくことが重要であった。

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© 2011 日本身体障害者補助犬学会
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