神戸大学教育学部
1987 年 1 巻 6 号 p. 55-56
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明治以降、西洋の科学技術を導入し、百年たった今日、日本の社会は一応の成果をあげえたといえるであろう。しかし、それは技術的側面だけの話しであって、西洋の伝統的科学思想そのものについては、必ずしも十分に消化しえているとはいえないのが現状である。今後の科学教育においては、このような技術的側面だけでなく、根源をたずねる科学思想を、日本の伝統的文化の中に確立すべきである。それは学校教育だけの問題ではなく、社会全般に対する啓蒙活動の必要性をも示唆している。
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