中学生の科学リテラシーの現状と課題 (その1) : 概念地図作りと課題学習の実践を通して

抄録

現在授業を担当している中学生を対象に、理科学習の目的である科学的な見方、考え方を身につけるために必要な科学リテラシーをどの程度獲得しているのか調査を行った。その結果、物理量の正確な測定、創造的な能力 (自分で考える力、モデル化など) 比例計算、などに苦手意識を持っていることが明らかになった。また、概念地図作りと課題学習の実践を行い、科学リテラシー向上の手だての一つとして可能性を持っていることがわかった。